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顎の痛み・顎関節症 |
顎の痛みや病の症状も顎だけにとどまらない?
顎というと、口元の下の部分を想像するでしょう?でも、顎ってじつはもっと広範囲にわたる部分を表わす言葉なのです。
皆さんの想像する顎は下顎と呼ばれるところ。他にも、目の下~口の上、耳の前部分は上顎と呼ばれています。ですから、顎の痛みや病の症状も顎だけにとどまらず、いろいろな所に現れることもあるでしょう。
耳鳴りや耳がつまった感じがする、目の疲れや充血、めまい、嚥下障害や呼吸がしづらくなることも。一見、顎とは関係なさそうなのですが、このような症状をひきおこす場合もありますので要注意です。
一般的な顎の病と言うと、顎関節症があげられます。この顎関節症、実は悩んでいる方は年々増えていて、若い女性に多くみられるようになりました。
顎は20歳くらいまで発達・成長をしているため、10代半ばから発症する人もいて、20代~30代がピークと言われています。学生の方で、昔から自分の顎を動かすとカクカク音がなるので、面白くて鳴らしていた、という方もいるくらい。
西洋文化がすすんで咀嚼数もぐっと減り、顎の発達が充分ではない若者が増えているのが現状です。
◆顎関節症の症状は大きくわけると3つ。
①「口を開けづらい、開かなくなる」
口を開き、指が縦方向に3本入らなければ開口障害がおきています。
②「顎を動かすと痛い」
顎だけではなく、頬やこめかみが痛くなることもあります。
③「顎を動かすと音が鳴る」
関節の部分にカクカク、ミシッというような雑音がきこえる症状ですね。
◆顎関節症はどこで診てもらうといいのでしょう?
部位から言って、まずは歯科や口腔外科を思い浮かべることでしょう。しかし、カイロプラクティック、整体などが選ばれるのはなぜ?
やはり、実際に感じた施術効果によるのものだと思います。たとえば、歯のかみ合わせなどが原因だとしましょう。それが、虫歯や歯周病などからきている場合はカイロプラクティックでは治せません。
しかし、噛み合わせをつかさどる顎関節自体の動きを調整したり、硬くなった周りの筋肉をほぐしたりすることができます。また、頚椎や骨盤などの歪みやストレスなどから顎関節症が引き起こされている場合は、歯科や口腔外科では治せません。
原因を明らかにして、最適な方法で治していきましょう。
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